当院のCT検査|入谷K脳神経外科クリニック|豊田市の脳神経外科

〒471-0831 愛知県豊田市司町5丁目40-1

コラム COLUMN

当院のCT検査

先端CT
「SUPRIA-2.0M」を導入

1970年代に実用化されたCTは、現在もなお改良が加えられ、進化を続けています。当院では、より画像の質が高く、患者様の負担が小さい検査の提供を目指して、先進の技術が惜しみなく投入された富士フイルム製の先端CT検査装置を導入しています。

CTにおける先端技術

先端のCTを導入することで、より鮮明な検査画像が得られ、診断の精度向上につながります。また、検査時間が大幅に短縮され、被ばく量もより少なくなるよう設計されており、患者様の負担軽減にも役立ちます。

画像処理速度

従来の機種に比べて、画像処理の速度が50%も向上しています。これにより、鮮明な画像をより短時間で撮影できるようになりました。

ガントリチルト

装置を±30°の範囲で傾けられるのが特徴です。この機能により、放射線感受性の高い部位への被ばくを低減することが可能です。

撮影後の補正

検査中に身体を動かしたことで生じる画像のズレを補正する機能を搭載しています。画像の補正は撮影後でも可能です。

肺気腫・内臓脂肪・筋肉量
の計測が可能

CTを使用することで、肺気腫・内臓脂肪・筋肉量の計測が可能です。当院では、患者様の計測数値から、異常を確認し適切な処置・治療をご案内しています。例えば、長年の喫煙歴がある場合は、肺気腫になりやすいため脳卒中予防に禁煙を薦めています。また、内臓脂肪の測定は肥満の程度を数値化し、カラーリングで見ることで肥満の解消を促しています。筋肉量の測定に関しては、高齢化して転倒予防のために転ばない筋肉量を維持していただけるように分かりやすく説明いたします。

肺野低吸収領域計測

喫煙歴は肺がんや慢性閉塞性肺疾患(COPD)との関連が知られています。タバコなどの有害物質を長期間吸入することで気管支や肺胞に障害が起こり、酸素の取り込みが悪くなり、二酸化炭素も出ていきにくい状態になります。CT装置を用いて肺を撮影し、肺胞にダメージがあるか否かを確認することが可能です。

内臓脂肪面積計測

内臓脂肪と皮下脂肪の面積を計測し内臓脂肪型肥満の有無を確認します。
内臓脂肪が過剰になるとそこから分泌される物質の影響などで、動脈硬化が進行して心筋梗塞や脳卒中が起こりやすくなります。
判定基準は、男女とも内臓脂肪面積が100cm2以上であり、CT装置を使用して短時間で内臓脂肪面積を計測することが可能です。

大腰筋・脊柱起立筋計測

大腰筋や脊柱起立筋の面積は、サルコペニア(進行性・全身性の筋量および筋力低下を主とする症候群)との関連が分かってきています。また大腰筋の低下は側彎などを招くことが知られています。CT装置を用いてこれらの筋肉群を撮影し、運動機能の評価をすることが可能です。