主な疾患|入谷K脳神経外科クリニック|豊田市の脳神経外科

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コラム COLUMN

主な疾患

片頭痛

血管が拡張して、ズキズキとした痛みが生じます。主にこめかみから目のあたりが発作的に痛み、痛みは4時間~数日間続きます。また、痛みが起きると、光や音、においに敏感になるのが特徴です。女性ホルモンと関連があり、20~40代の女性に起こりやすい頭痛です。

緊張型頭痛

後頭部から首すじにかけて、重苦しい感じや頭を締めつけられているような圧迫感が起こります。片頭痛のようなズキズキする痛みや寝込んでしまうような強い痛みは、通常見られません。時々起こる「反復性緊張型頭痛」とほぼ毎日起こる「慢性緊張型頭痛」の2タイプがあります。

薬物乱用頭痛

片頭痛や緊張型頭痛で悩んでいる人が、頭痛の治療薬を過剰に使用することで起こる頭痛です。頭痛の頻度が徐々に増え、やがて連日のように頭痛が起こるようになります。薬の使用を止めることで、7割の方は症状がおさまるとされる一方で、3割の方には再発が見られます。

群発頭痛

目の周囲、前頭部、側頭部にかけての激しい頭痛が、数週間から数ヵ月にわたって頻繁に起こります。睡眠中に痛みが起こりやすく、目の充血や涙目、鼻水や鼻づまり、まぶたが下がる眼瞼下垂(がんけんかすい)などの症状を伴うことが多いのも特徴です。

くも膜下出血

脳動脈瘤(りゅう)と呼ばれる血管のこぶが破裂して、脳の周りにあるクモ膜下腔と呼ばれる空間に出血が起こった状態です。何かで殴られたような激しい頭痛や吐き気などの症状が現れ、死亡率が非常に高い疾患でもあります。手術で生命が助かっても、多くの場合は後遺症が残ってしまいます。