当院のMRI検査|入谷K脳神経外科クリニック|豊田市の脳神経外科

〒471-0831 愛知県豊田市司町5丁目40-1

コラム COLUMN

当院のMRI検査

先端MRI
「ECHELON Smart Plus」を導入

1970年代後半に実用化されたMRIは、その後も常に改良が施されて機能が向上しています。当院では、より質が高く、患者様の負担が小さい検査を提供するために、AI技術を取り入れた富士フイルム製の先端MRI検査装置を導入しています。

AI技術を活用した先端技術

当院のMRI検査装置には、撮影した画像から異常が疑われる場所を検出・計測するために役立つ画期的なAI技術が導入されています。これにより検査の質が向上し、見逃しなどのリスク低減につながります。

高速化

鮮明な画像のクオリティを維持しながら、撮影にかかる時間が大幅に軽減されています。限られた時間内でより詳しい検査が可能です。

高画質化

AIのディープラーニング機能を活用して、確かな診断につながるノイズの少ないより自然でなめらかな画像が撮影可能です。

自動化

煩雑なMRIの操作をサポートする装置が搭載されています。操作の手間を省くことで、検査技師がより患者様に寄り添えます。

頸動脈プラークイメージについて

頸部の太い動脈である頸動脈は、コレステロールや中性脂肪などの脂質が血管内に蓄積することがあり、その蓄積した塊をプラークと呼びます。このプラークが剥がれて脳に飛んでしまい、脳内の血管が詰まることで脳梗塞を発症します。頸動脈プラークイメージでは頸動脈のプラークをその性状によって、赤=出血性、黄色=脂質性、緑=線維性と色分けすることができ、剥がれやすい(=脳梗塞を引き起こしやすい)プラークなのか、剥がれにくいプラークなのかを判断することができます。剥がれやすいプラークの場合は早急な治療が必要なため、連携先の病院に速やかにご紹介し、脳梗塞の発症を未然に防ぎます。頸動脈内にプラークがあるかどうかは、頭部のMRI検査で見つけることができますので、お気軽にご相談ください。

VSRADによる
早期アルツハイマー型認知症の支援

VSRADは、前駆期を含むアルツハイマー型認知症に特徴的に見られる海馬傍回の萎縮の程度について、MRIから読み取る診断支援を行う検査です。目視で確認ができないため診断が困難でしたが、このVSRADを使用することで萎縮の程度を計測することができます。解析の手順としては、脳全体の萎縮評価、関心領域の萎縮、海馬傍回の萎縮の程度、脳全体で萎縮している領域の割合、関心領域の中で萎縮している領域の割合、海馬傍回の萎縮と脳全体の萎縮との比較、などの手順を踏んで総合的に評価を行っています。下記のようなレポートでご確認いただきます。