脳の病気は大きなリスクがあります。
後遺症。死亡。

脳梗塞

突然、脳の血管が塞がって血流が行きわたらなくなり、脳の細胞や組織が死んでしまう疾患です。脳のどの部分で問題が起こったかによって、手足の麻痺や呂律が回らないなど様々な症状が現れます。できるだけ早期に治療を行わなければ後遺症が残るリスクが高く、最悪の場合は生命に危機が及ぶこともあります。

脳卒中

脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳の一部の機能が低下して、突然、身体の働きに問題が起こる病気です。長年にわたる不健康な生活の積み重ねから生活習慣病を発症し、全身をめぐる血管がダメージを受け、脳の血管が詰まったり破れたりして起こるケースがほとんどです。

脳腫瘍

脳腫瘍は脳にできる腫瘍の総称で、他の腫瘍と同じように良性と悪性に分けられます。腫瘍が大きくなると、脳浮腫と呼ばれる脳のむくみが起こり、脳が圧迫されることで様々な症状が現れます。小さなお子様からご高齢の方まで幅広い年代で発症する病気ですが、症状に合った治療で治癒するケースも少なくありません。

くも膜下出血

脳動脈瘤（りゅう）と呼ばれる血管のこぶが破裂して、脳の周りにあるくも膜下腔と呼ばれる空間に出血が起こった状態です。何かで殴られたような激しい頭痛や吐き気などの症状が現れ、死亡率が非常に高い疾患でもあります。手術で生命が助かっても、多くの場合は後遺症が残ります。

脳出血

脳卒中の症状の一つで、脳の血管が破れて出血が起こっている状態です。破れた血管から漏れ出した血液が固まると、血腫となって周囲を圧迫し、脳の細胞にダメージを与えます。ほとんどの場合、激しい頭痛や半身麻痺を伴い、最悪の場合は意識障害や呼吸不全により生命に危機が及びます。

顔つき、表情がおかしいと気づいたら…

三叉神経痛

三叉神経は顔面の左右に一対ずつあり、顔面の感覚をコントロールしています。三叉神経痛は、この三叉神経が刺激され、神経を伝わる情報が「痛み」として認識されている状態です。歯みがきや洗顔、冷たい風が顔に当たるなどの刺激が引き金になり、鼻の横や歯ぐき、目の周りなどに激痛が起こります。

顔面痙攣

顔の片側の目の周りや口が引っ張られるように痙攣する症状で、人との会話など緊張する場面で起こりやすいのが特徴です。生命に関わる病気ではありませんが、次第に症状の現れる頻度が高くなり、症状も重くなる傾向があります。自分の意思に反して顔の筋肉が動き、生活に支障が出る場合もあります。